目次
▼僕自身がデジタルデトックスを必要としていた
最近、すっかりAIに頼ることが多くなった。
朝聴く音楽のジャンル、知らない言葉の意味、
英語の翻訳から、プロテインの摂取タイミング、、、
便利だ。
一昔前なら検索していたことも、
最近はめっきりAIに聞くようになった。
仕事でもAIエージェントが大活躍で
競合プロモーション分析、LINE配信システム開発、
資産管理から英語取引のサポートまで
まったく業務のやり方が変わってしまった。
さらに僕の主な仕事はオンラインビジネスということもあり
気がつけば、朝から晩までスクリーンを見ている。
なんだか、自分のやりたいこともよく分からないまま
ただ、目の前に来たことをこなしているような気がする。
それなりに充実しているはずなのに
何か、自分の人生を生きていないような気がする。
あっという間に1日が終わる。
すごい量の情報が僕の脳に入っては絡まっていく。
そうは思いつつも
デジタルデトックスから離れていた。
というか、
すっかり忘れていた。
▼思い出せ、あの素晴らしい日々もといD々を
デジタルデトックスの素晴らしさを思い出したのは
アメリカのニューメキシコ州で参加した
とあるセミナーがキッカケだった。
そのセミナーは電波の届かない山奥で開催された。
8日間、50人もの男だけが集まりリーダーシップを学ぶという
どう考えても好きものしか参加しないハードコアなしろものだ。
そのセミナーの最後に48時間(2泊3日)
一人だけで、山の中でテントを張って過ごすというプログラムが組まれていた。
スマホなどのデジタル機器の使用は禁止。
その期間、食事はシリアルとドライフルーツのみ、
夜の気温はマイナス10度、
という過酷なものだったが
僕にとっては人生の最高の体験の一つだった。
その時間は一人きりで、何をしても良かった。
僕はひたすら周りに落ちている枝を集め、
ずっと、焚き火をしていた。
久しぶりの48時間デジタルデトックスだ。
どんどん剥がれ落ちていく余計な思考。
それまでに体験した様々なことが思い浮かび
忘れていた大切なものを思い出す。
未来のビジョンが浮かんでくる。
自分の中心に戻っていく感覚。
そうだ、忘れていた。
俺はデジタルデトックスが好きだった。
最高じゃないか、デジタルデトックス!
前は広めようとか、マネタイズしようとか
余計なことが邪魔をして、なんとなくテンションが下がって
活動から遠ざかっていた。
でも、違う。
そういうことじゃなくて
「デジタルデトックスって最高だ」
ということを僕が感じている。
それが何よりも僕にとって大事なことだった。
まずは自分自身がデジタルデトックスを楽しんで
その体験をそのまま、伝えていこうと思った。
そして今、この原稿を書いている。
今はAIが進化して
特にデジタルに偏っている。
私たち人間が
バランスを取って、本来の自分を知り、生きるために
デジタルデトックスはとても良い手法なのだ。
今日はそんなデジタルデトックスについて
1本目の記事ということで
思うままに書いてみたいと思う。
僕と同じように感じている人に届いてくれると嬉しいです。
▼僕の思うベストな期間と頻度
僕はベストな期間は「3泊4日」だと思っている。
長い、と感じましたか?
もちろん1泊2日でも、1Dayでも
1日の中の数時間でも体感することはできる。
ただ、本当にデトックスを感じたいのであれば
3泊4日をオススメします。
これは個人差もあるので、
必ず3泊4日しないといけないということではないが
僕の体感上はこれが一番効果を感じやすい。
そして、どれくらいの頻度で行うと良いのか。
僕はこれを月に1回できるといいと考えている。
理由は続きを書きながら伝えていきます。
▼デジタルデトックスってこんな感じです
一度でもデジタルデトックスを実行した経験のある人ならわかると思うが
デジタルデトックスを始めた初日は、落ち着かない。
とにかく落ち着かないのだ。
人と話していて、もしくは何か思考をしていて
ふと、気になることが出てくる。
分からないこと、知りたいことが浮かんでくる。
そんな時に自然と手は普段スマホの入っているポケットにのびる。
しかしそこには普段あるはずの頼れるあいつ(スマホ)はいない。
「あ、今デジタルデトックスしてるんだった・・」
くそ〜、知りたい。気になる。
あとで調べられるように覚えておこう。
しかし、普段からスマホに頼りっぱなしの僕の脳は
そんな一時記憶も苦手になっているので、
「な、何を調べようとしたんだっけ・・・汗」
5分もしたら忘れてしまっている。
そしてポケットにはスマホの代わりに
紙とペンが入ることになる。
次に困るのは写真だ。
人によっては先にこっちが来るかもしれない。
カメラがないのだ。
僕たちがいかに普段、
スマホのカメラに依存しているかに気づく時が来る。
美しい景色を見た時、一緒にいる仲間との思い出、
上手に作れた美味しそうな料理、、、
私たちはすべてをスマホのアルバムにしまっておきたいので
そういったシーンが来るたびにポケットにまた手が伸びる。
そして愕然とする。
「撮れないじゃないですか・・!」
普段、写真を撮ることが多い人ほど
これは結構最初きつい。
そこで私たちはどうしても写真を撮りたい時は
写ルンですに代表されるアナログカメラを持っていくことにしている。
スマホのカメラとアナログカメラの1番の違いは
液晶モニターがあるか、無いか、だろう。
人は何故これほどまでにディスプレイに中毒してしまうのだろう。
ちなみに僕はデジタルデトックスは強度があると思っていて
ストイックにやるのであればデジタルカメラも禁止となるが
もう少し気軽にやる時はデジタルカメラはOKだと思っている。
ただ、話がずれるので
このあたりの話はまた別の機会に。
このように、初日が一番依存を感じるし、
人によっては辛いと感じると思う。
さらに大変なのが夜だ。
夜になるとあらぬ心配が襲ってくる。
「あ、しまった!あの件、返信できてない・・」
「急に連絡が取れなくなって心配しているのでは・・」
でも、返信はできないし、誰もあなたに連絡は取れない。
急に高まる不安、孤独感、
そして自分だけが置いていかれてしまっているような感覚。
しかしそれは、そうなって当たり前。
久しぶりにネットワークから切り離されているのだ。
思い出して欲しい。
あなたが最後にスマホやインターネットを24時間以上、
つながらかなったのはいつだったか。
半年前か、1年前か、
もしかしたらもう5年以上、へたしたら10年以上、
そんな体験ない人もいるのではないか。
私がDIGITAL DETOX JAPANを始めたのは2014年。
その頃はこの質問をしても、さすがにそんなに長くなかった。
スマホが普及したのが2012年ごろだったからだ。
しかし2027年をまもなく迎えようとしている今、
10年以上、スマホやネットなしで生活したことないという
驚異的な事態が当たり前になってしまっているかもしれない。
また、横道にそれた。
とにかく、なんだかんだで慣れない夜を過ごすことになるので
孤独が苦手な人は、友達やパートナーと同じ部屋で寝るのがいい。
これが1日目だ。
1日で終わるとまだ楽園には辿り着けないまま終わることになる。
そして2日目の朝が来る。
人は寝る、という行為を重ねて環境に適応していくのかもしれない。
2日目はスマホやインターネットがないことを
私たちの脳が、体が、受け入れ始める日だ。
まだ昨日と同じようにポケットに手が伸びるかもしれない。
でも少し諦めが早い。
そうだ、ないんだった。
分からないことがある。
人に聞いてみよう。
写真が撮れない。
忘れないように、しっかり記憶に残しておこう。
インスタやLINEも気になる。
今は一緒にいる家族や仲間との時間を大切にしよう。
そして
昨日よりスマホのないことに慣れてきた自分に気づいていく。
外側に探して求めていたものを、内側に探し出す。
余計な情報が入ってこないから、より自分の感覚が蘇っていく。
一緒に過ごす人との時間はより濃く、深いものになっていく。
暇なら人と話せばいい。
読書するのもいい。
ギターを弾いてもいいし、
絵を描いてもいい。
瞑想ができる人は瞑想する。
ヨガが好きな人はヨガをする。
何をしてもいい。好きなことをすればいい。
夜は焚き火をするのもいいね。
火は不思議だ。
何時間でも見ていられる。
火を囲んで仲間と語り合うのもいい。
一人でじっと焚き火の世話をして火を眺め続けるのもいい。
スマホ画面をスクロールして過ごす夜と
焚き火を眺めて過ごす夜の違いは、
僕が説明するより体験してもらいたいです。
初日に感じた孤独は、
実は自由の始まりだったことに気づく2日目。
2日目の夜は初日とは違い、
ぐっすり眠れるようになってきているはずだ。
そして3日目の朝。
3日目になるともうスマホがないのは当たり前になる。
ほとんどポケットに手は伸びないし、
スマホがないことを「あきらめている。」
人によっては、これくらいのタイミングで
逆にもう、「スマホの電源をONにしたくない。」
外からの余計な情報が遮断されて3日目だ。
五感が、本来の力を取り戻し始める。
人間が本来の動物としての能力を取り戻すのだ。
五感だけじゃない。直感も冴えてくる。
「私はそういえばこういうことが好きだった。」
「今日はあれがやってみたい。」
「⚪︎⚪︎が食べたい!」
「あれやって遊ぼう!」
やりたいことが分からない人が多いのは
外からの情報に惑わされているからかもしれない。
でも、ここには外からの情報は無い。
誰かのポジショントークに振り回されたり、
再生数稼ぎの煽りサムネのついた動画を目にする必要もない。
外からの情報を遮断すると、
自然と自分の内側とつながってくる。
そうすると本当に自分がやりたいことが見えてくる。気づく。
僕はデジタルデトックスは自然の中でやるのがいいと思います。
ふとした時に、見える景色が美しい自然であって欲しい。
目を閉じたら、聞こえるのが自然の音であって欲しい。
ある時から僕は瞑想をするようになったのだけど
瞑想はやはり街の中の部屋の一室でやるより
朝の森の中で座る方が圧倒的に心は静かになるし、
夕日を見ながらやるほうが圧倒的な感覚を感じる。
人は自然と共にいる時の方が
本来の自分とも調和できる。
地球の、自然の周波数と同調していく。
そうすることで、自分の周波数も調整され
余計なものは脱ぎ去り、本来の自分を思い出してくのではないか。
今の時代、もう一度、人は自然と接続する必要がある。
僕はそう思ってる。
3日目は自分の中心が整っていくのを感じるはずだ。
誰かと一緒にデジタルデトックスをしていたら
きっと、体験を共にした仲間との深い繋がりも感じているだろう。
気づきと深まりの3日目。
明日は現実に戻っていく日だ。
4日目の朝。最終日。
この日は朝から少し落ち着かない。
この守られた自由な空間とも今日でお別れだ。
ここから離れたくないような、
社会とつながるのが楽しみなような複雑な気持ち。
そして仕事や日常の雑務のことも少しずつ脳に戻ってくる。
ちょっとずつ、前の自分に戻っていく。
昨日までの完全な深いディープダイブ感は
4日目にはないかもしれない。
そう、ここからまたいつもの日常に戻っていく。
でも、何かが違うはずだ。
この4日間で感じた自分の変化を覚えてる。
外から遮断された時の自分の感覚を覚えている。
自分の中心の感覚をまだ覚えてる。
それが大切なことであり、
デジタルデトックスの効果だと思う。
また日常に帰ると忘れてしまうかもしれない。
いや、きっと忘れる。
でもどこかには少しだけ残ってて、
潜在的にあなたの人生の方向性を変えてくれる。
本質的にあなたが向かいたい方向に。行きたい方に。
この一度のデジタルデトックス体験で終わってもいい。
でも私はこれを定期的にやることをおすすめします。
そうすることで自分の基本の状態が分かるようになる。
日常に戻ってもその感覚を思い出しやすくなる。
そんな体験が月に1回出来たとしたら、
もっともっと自分の生きたいように
生きられると思いませんか?
▼私たち人間が使う側であることを忘れてはいけない
AIは便利だ。
僕も仕事でAIを使っていて、
その能力の高さにいつも感動しっぱなしだ。
そしてこれから便利を超えて
無くてはならないものになるだろう。
無くてはならないものというか
本当に支配者になるかもしれないし、
もうなっているかもしれない。
そこはまだ分からない。
でも、僕は
私たち人間が使う側である
ということを忘れてはいけないと思っている。
最近はAIが人の意思決定に深く入り込み始めている。
AIは賢い。
かなりの点で、すでに人間の知能を超えている。
そんなAIが導き出す答、AIに提案される答えはまるで正解のように聞こえる。
もちろん、正解もその中にはあるし、すべて不正解という話では無い。
論理的で、エビデンスもあるからこそ、
AIの出す答に人が従いやすくなっている。
AIは便利すぎるし、深く人の思考に入りすぎるのだ。
しかし、本当の自分の気持ちは
「こっちに行きたい」と思っていても
AIが「あっちがいいよ」と論理的に言ってきた時に
ちゃんと本心に従えるかどうか、ここが大切だと思う。
そのために定期的にデジタルデトックス、Unplugして
人間らしく、自分自身に戻る、ということをする。
デジタルやAIを否定しているわけでは無い。
むしろ、デジタルも好きであるからこそ、
バランスを取るためにあえてアナログな時間が欲しい。
僕自身がそれを実践していくことで
その体験を、同じように感じる人と共有していきたい。
これからの時代を生きていく上で
僕にはデジタルデトックスが必要だし、
他に必要としている人のためにも
そんな機会をつくっていきたいと思う。
DIGITAL DETOX JAPAN
石田 国大
