ゲーム依存症が病気として認定される

ゲーム依存症がWHOに病気として正式に認定されました。

でもこのニュース、少し前(2018年6月頃)にすでに話題になっていたのをご存知の方も多いと思います。

何故、今になってまた取り上げられたのか、気になってよくニュースを見てみると…

WHOは18年に病気の名称や症状を示す「国際疾病分類(ICD)」の最新版にゲーム障害を追加した。スイス・ジュネーブで開催している年次総会で25日に承認した。ICDは世界の医療機関や保険会社が疾病のガイドラインとして参照している。(日本経済新聞)

なるほど。

昨年、話題になった時点ではまだ正式には認定されていなかったのですね。

それが一昨日5月25日の年次総会で正式に承認されたというニュースでした。

依存症になるのはゲームだけか?

ゲーム依存症というのは、どのような状態を指すのでしょうか?

以下のように説明されていました。

では、「ただのやりすぎ」と「ゲーム依存症」の境界はどこにあるのか?これについては、おおまかに、次の3つの条件に当てはまると依存症となるそうです。

  1. ゲームをする時間や頻度を自分でコントロールできない。
  2. ゲーム以外への関心が低くなり、日常生活でゲームが最優先になる
  3. 日常生活に支障をきたしてもゲームを優先する

つまり、自分で「ゲームをしたい」という行動を抑えられず、食事や仕事・学校に支障が出る。こういった状態が1年以上続くと「ゲーム依存症」と診断される可能性があります。(TBSラジオ)

確かに、これは依存症の症状です。

仮にゲームという言葉を飲酒という言葉に置き換えてみると

    1. 飲酒する時間や頻度を自分でコントロールできない。
    2. 飲酒以外への関心が低くなり、日常生活で飲酒が最優先になる
    3. 日常生活に支障をきたしても飲酒を優先する

そのままアルコール依存症の症状に当てはまります。

それではこれはゲームだけに特定されるものでしょうか??

    1. Instagramをする時間や頻度を自分でコントロールできない。
    2. Instagram以外への関心が低くなり、日常生活でInstagramが最優先になる
    3. 日常生活に支障をきたしてもInstagramを優先する

代表的なSNSであるInstagramという言葉に置き換えても通用します。
YouTube、ネット、スマホという言葉などに置き換えることも出来そうです。

しかも上記のような症状に心当たりがある方は多いのではないでしょうか。

WHOはゲーム依存症のみを病気として認定しましたが、ゲームが認定されるのであれば、近い将来、上記のようなものも依存症として認定される可能性がありそうです。

ポイントはゲームにしてもアルコールにしても、スマホやSNSにしても、こちらがコントロールできているうちは、人生を楽しくしてくれるツールだということです。

『酒は呑んでものまれるな』

昔の人は上手に表現しますね。

『スマホは使っても使われるな』

イマイチですね笑

本日もありがとうございました。