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仮説としては、必要ない。
仮説ですが、私は必要ないと考えています。
コンピューター(スマホなどを含む)とインターネットから離れられれば、十分デトックスできます。
そもそもデトックスとはDetox=Detoxificationなので、{toxic}を{de}するということで解毒です。
毒とは、
毒(どく)、毒物(どくぶつ)は、生物の生命活動にとって不都合を起こす物質の総称である[1]。
^ ただし、一般には「少量 – 微量で致命的な問題を起こす物質」と解されている。例えば、醤油を多量に飲むと、脱水症状により死亡する可能性があるが、通常、醤油が毒であるとは言わない。
(引用:Wikipedia)
こちらの意味から捉えるとコンピューターもインターネットもそれそのものが少量で致命的な問題を起こす物質ではないので、毒ではないのですが、意識せず使用を続けることで依存してしまうことから、アルコールなどに似ています。
デトックスという言葉の持つニュアンスとしては、体内にたまってしまったものを吐き出す、ということでしょうか。
私はデジタルデトックスを、スマホやインターネットに依存してきてると感じたときに意図的に離れるため、そして人間本来が持っている力を呼び覚ますために行っています。
デジタル時計もシンプルなものなら問題ない。
デジタル時計が腕についていたとしても、それでデジタルデトックスが出来なくなることはありません。
スマートウォッチはデジタルデトックスを妨げるでしょう。
例えば自分自身の空気や天候を読む力を強めたいと思えば気圧計の機能などは無いほうが良いかもしれませんし、感覚を頼りに探索したいのであれば、GPS機能なども無いほうがよいでしょう。
もちろん、太陽の傾きなどから時間を感じたいという人にはデジタル/アナログにかかわらず時計を身に着けないほうが良いです。
デジカメはグレー。
旅行やキャンプなどとデジタルデトックスを組み合わせて行う場合、写真は撮りたくなってしまいます。
スマートフォンで撮影しようとすると、機内モードなどにして電波の届かない状態にしていたとしても、スマホの画面を開いてしまうと、様々なアプリが目に飛び込んできて、つい、意識がスマホに奪われてしまいます。
それに比べたら、デジカメの方がはるかに良いです。
グレーというのは、液晶画面を凝視してしまう可能性があるからです。
デジタルデトックス中、ふとした時間に液晶画面で撮影した写真や動画を見てしまうようであれば、デジカメも無いほうが良いと思います。
もちろん、フィルムカメラなどであれば液晶画面はついていませんから、気にせず持ち歩くことが出来ます。
また、せっかくの旅行や素敵なシーン、ついつい写真や動画におさめたくなってしまいますが、意外とカメラがない状態のほうが、記憶に残りやすいものです。
素晴らしい景色や、最高のワンシーンを記録するのではなく、あえて記憶してみるのも一興です。
電波が届かなくてもスマホはNG
インターネットにつながらないというだけで、かなりその影響力は軽減されますが、それでもたくさんのアプリが注意をひきます。
コンピューターやスマホはそれそのものだけでも、画面に人を釘付けにする魅力がたくさんあります。
スクリーンを見ている時間をなくすことで、その分、外の景色を眺めたり、友人・家族と会話したり、自分自身と向き合ってみたりする時間にあてることができます。
ボーッとしている時に発動するデフォルトモードネットワークを働かせることもできます。
瞑想ができる人は、脳をリリースして自分自身の内面につながる時間にすることも出来ます。
たとえ電波の届かない場所にいたとしても、やはりスマホやコンピュータからは離れるべきでしょう。
灯りはLEDや蛍光灯より、炎や電球
出来るだけナチュラルなもの、アナログなものに囲まれたほうが自然と結びつくと思います。
本来、人間は自然の中で生きてきた動物です。
夜というのは暗いもの。あまり明るい電気を灯すと、体内時計が狂ってしまいます。
夜になったら出来るだけ部屋は暗くして、睡眠に備えましょう。
人は自然と再度接続することで、テクノロジーに預けてしまった本来の能力を取り戻すことが出来ます。
結局はどこまで求めるか。
完全にデジタルを遮断して、人間本来の能力だけで大自然の中デジタルデトックスを行えばそれは究極でしょう。
私はデジタルデトックス中、夜中に月明かりだけで森を歩いたことがあります。
最初は何も見えませんでしたが、時間が経過するとともに目が慣れて景色が見えるようになってきます。
その時は目だけで見ているというより、体全体で感じているような感覚でした。
ただ、そこまで求めなくても、もっと気軽にデジタルデトックスは行うことが出来ます。
お休みの日にスマホを家に置いて、1日出かければ、夕方ごろにはかなり解放された気持ちを味わうことが出来ます。
もちろん、写真を取るためにデジカメを持っていっても全然大丈夫です。
もっと簡単に、子どもと公園に行く時にスマホを持っていかない、友だちと食事をしている時はスマホをかばんにしまう、車の運転中は手の届かないところに置いておく、など工夫次第でどれだけでも日常に取り入れることが出来ます。
デジタルデトックスは一度やって終わり、というものではなく、日々の生活に取り入れて初めて価値があります。
デジタルデトックスはスマホ依存の根本的解決になりますが、そのためには習慣化することが必要です。
本日もありがとうございました。