今日からできるデジタルデトックス5選

GWも半ばとなりました。しっかりと体と「脳」を休められていますか?

連休のあいだ、「ずっとスマホを手放していない気がする…。」という方は、ぜひ脳を休める時間を意識的に作ってみましょう。

今回は、「今日から実践できるデジタルデトックス方法」をまとめてみました。

1.寝室にスマホを持ち込まない

スマホのアラームではなく、目覚まし時計を使用するのがおすすめです。実際に、最近行われた研究のなかには、「スマホをベッドで使用することをやめたことで幸福度が上がった」と報告された例もあります。

実験に参加したグループでは、1週間で効果を実感できたとという人も。そして、実験参加者の7割が「スマホを寝室に持ち込まない生活を続けたい」と回答したそうです。一度、試す価値はありそうです。

就寝の直前にスマホを使用することで、睡眠の質が下がりやすくなることは科学的にも明らかになっています。

寝室は「Phone-free zone」(スマホ禁止区域)に。私も実践していますが、数日続けるだけで思った以上の効果が出ます。

ぜひ、試してみてください。

2.アプリの断捨離・グループ分け

こちらも私が実際にやっている方法でもあります。1週間スマホを使ってみて「1度も使用していないアプリ」があれば即削除してみましょう。また、使用頻度が低いアプリや、用もないのに開きがちなアプリがあればグループ分けがおすすめです。

グループ分けはシンプルです。SNSは「SNS」と題したフォルダに全て入れます。YoutubeやNetflixなどは「ストリーミング」と題したフォルダに。そうすることで、「今、自分はどのアプリを使っているか」を意識しやすくなります。

引き出しをつくってそこにまとめてあげるイメージです。

私の場合は、これでSNSをむやみにチェックする回数が減りました。

最近、流行りの「断捨離」、ぜひスマホ上でも試してみてはいかがでしょうか。

筆者のホーム画面。使用頻度の低いアプリは右画面に移動済。

SNSのアプリを削除するのも有効

SNSのアプリを消してしまうのも有効です。必要な時だけブラウザからログインすることで、用もないのにSNSをながめる時間は減るはずです。「投稿するわけでもないのについついSNSをみてしまう」という方は思い切って実践してみてはどうでしょうか?

関連記事:今日からできる!手軽なスマホ依存対策は「アプリの断捨離」

3.スマホの「デジタルウェルビーイング機能」を活用してみる

ユーザーの過度な使用を防ぐために、iPhoneなどのスマホにはアプリの使用制限を設ける機能がついています。

iPhoneの「スクリーンタイム」をはじめ、Androidにもデジタルウェルビーイング機能が搭載され始めており、「どのアプリをどれだけ使用したか」が分かるようになっています。

また、「子どものスマホ中毒が心配…」という方は、こうした機能を活用して子どもの端末での利用制限をかけることも可能です。

4.机の上にスマホを置かない

北海道大学が行なった研究では、「通知がない場合でもスマホが手元にあるだけで、注意がスマホに向いてしまう」と示唆されています。

家族や友達とお話する際、たまにはスマホを視界の外に置いておくのも有効です。

著名講演家のサイモン・シネック氏は「*スマホの画面が見えないようにしてたとしても、机の上にスマホが置いてあるのは一緒にいる相手に対して「あなたは重要ではない」と言っていると同じことだ」と述べています。

かなり厳しい意見ではありますが、いつも無意識にスマホを卓上に置いている方は一度注意してみてはいかがでしょうか。

*Addiction to Technology is Ruining Lives – Simon Sinek on Inside Quest(英語)

5.デバイスでなくてもよいものはダウングレードしてみる

誰かとの連絡、スケジュール管理、写真撮影、読書、ニュースチェック、To Do管理…。

スマホでできることは実に多いものです。ここでおすすめなのが、「デバイスでなくてもできることをデバイスでやらない」ということです。

例えば、スケジュール管理を手帳で行うなど、意図的にデバイスでやっていたことをもともとのツールを用いて行ってみます。

その他にも…

電子書籍→本

時間の確認→腕時計

メモ→ノートブックに手書き

買い物→実際に店舗で購入

例えば、私は欲しい本があったら実際に本屋で買うようにしています。オンラインで買える子どもへのプレゼントも、あえて歩いて店舗まで出向いて探してみます。

「非効率な…」と思われるかもしれませんが、実際に本屋に行くと他にも面白そうな本を見つけることができます。ショッピングモールまで行って買い物をすると、「今はこんなものが流行っているんだ」と新しい気づきがあります。

デジタルデトックスのイベントでは、「写ルンです」を使って撮影をします。スマホにはない味わいがあり、現像まで時間がかかるのも写真が来たときの嬉しさを倍増させてくれます。

あえて、スマホで行なっていることをダウングレードしてみることで、思わぬ発見があるかもしれません。

少しの時間でも自然のなかで過ごしてみよう

日常でもできる、デジタルデトックス方法を5つ紹介しました。もちろん、他にもアイディア次第で色々なデジタルデトックスを試みることができます。

一番、おすすめなのは自然の中で過ごすこと。ハイキングやBBQなど、スマホを忘れるぐらい楽しいことを自然のなかでやってみましょう。

ぜひ、自分に合ったデジタルデトックス法を見つけ、体だけでなく、脳を休める連休にしましょう!