宮城県登米市の古民家でデジタルデトックス体験

こんにちは、理事のもりしたです。

昨日今日と宮城県登米市に 、デジタルデトックスのプログラム開発に来ております。

昨年から申請準備が始まり、今年になり観光庁の採択を受け、ついにスタートした本プロジェクト──テーマはずばり「健康美人」です。

お客様として想定しているのは都内在住の女性です。癒しとデトックス、そして学び。今回の視察でかなりコンテンツが深まりました。

米の名産地として知られる登米市で食を堪能しつつ、古民家や周りのスポットを周りながらデジタルデトックスの実践……。そんな非常にユニークな企画が生まれようとしています。

まずは実証段階ということで、今後モニター開催を4回に分けて開催していく予定です! 今回はその視察として、下記団体さまと一緒にステイさせていただきました。今後いっしょにプログラムを開発・運営していくチームです。

(敬称略、順不同)
一般財団法人ロングステイ財団
株式会社SAGOJO
一般社団法人全国古民家再生協会
・地元のNPO法人「登米いく」
農家民宿 かじか村

YouTubeチャンネルでは、かじか村の周りを散策している様子を公開しています。もちろん、当日はみんなでデジタルデトックスですが(笑)

夜は星空が。朝は霧のなか湿った芝生の匂いが。目の前の小道は『おかえりモネ』のロケ地としても使用されたそうです。

かじか村の前にある道を挟んですぐそこには、ホタルが見られるという小川があります。どこを歩いていても気持ち良い……。

何より、このプログラムには「深い学び」が連結すると、確信しました。

これは現地を訪れ、現地を愛する人に会わなければ気づかなかった! やはりいつも人ですね。

マインドフルネス、SDGs、地方創生──学びの交差点になるイベントに

プログラムでやることを少しご紹介。

1泊2日の宿泊体験では、ラムサール条約で保護された湿地に訪れ大量のガンが寝ぐら入りする様子を観察する予定です。

もう少しすると雁(がん)の大群が夕刻に舞い降りてくる「寝ぐら入り」が見られるそう。

アクティビティも幅広く、長年地元に住む方々がガイドしてくださります。視察中もガイドの方々の地元愛、そして各分野における深い専門知識と情熱に心を動かされました。

「絶対にお客さんたちにもその話をしてあげてくださいね」と、開催メンバーたちにとって深い学びがありました。

曹洞宗のお寺長承寺で座禅と呼吸法、瞑想の体験を。古民家では、実際に入居予定のある物件を実際にDIY体験。

長承寺の境内。この先にある祈祷部屋には千手観音さまが鎮座している。ここで瞑想体験を行う予定だ

さらに、地元の玄米ブランド「金のいぶき」の新メニュー試食体験、森林セラピー基地でのネイチャー・ウォーク。

そしてそして食事が何より圧巻です。視察でいただいたのが、今朝とれたというわらびにたけのこ。鹿のステーキ、焼き鳥(地元の鴨)、きじ酒などなど。今朝はかじか村のオーナー千葉さんが作ってくださった100%メープルシロップを使ったコーヒーをいただきました。

検索では得られない体験を

作り手の人が目の前にいながらいただく食事。今の時代は貴重になってしまいましたね。

もちろん五感が癒される旅になることは言うまでもなく、この恵みを与えてくれる自然がいま、危機に瀕していることについてもしっかり触れていきます。

地元の方々がどのように地元の環境を護っているのか。日本の深刻な問題である空き家問題を「古民家再生」によってどうやって解決していくのか──多くの角度から学びが深まります。そしてこうした学びの交差点にデジタルデトックスがある。そんなプログラムになっていく予感がしています。

しかし、こうした五感を使っての学びを多くの人が求めています。検索から得られない学びを。デジタルデトックスをして五感が開いた状態で。

早くも、モニター開催が楽しみです。

というわけで、実際のプログラムの様子は10月以降のモニター開催の際にご覧いただけるようにしようと思います!

乞うご期待。