デジタルデトックス・アドバイザー®︎の三島卓也です。
今回は、長野県木曽町「大通寺」でのデジタルデトックスイベントの開催レポートです。
最初に言っておくことは、次回の開催も決まりました!(時期は未定)
それだけ「楽しかった!」。それにつきますね!
お寺でデジタルデトックスでは、自分を含めて参加者全員が笑顔になる場面が多かったです。
直接人の笑顔を見れることは、本当に嬉しいし、イベントをやってよかったと思います。
参加者さまの感想
10代 高校生
「頭や体がなんだかスッキリしたし、普段スマホを見ているタイミングで友達と話せることは嬉しかった」
40代 一般
「鳥の声や虫の音が聞こえたのが気持ちよかった」
20代 一般
「自分の生活の中でスマホを見ない時間を意識的に作ったことがなかったため新鮮だったがもどかしかった」
などなど、嬉しい感想をたくさんいただきました。
高校生が参加してくれたことは、自分としても本当にありがたいことで、
さらにこんな感想まで持ってくれて本当によかった!
さてさて良いことづくしの「お寺でデジタルデトックス」一体どんなイベントだったのか!?
振り返りのレポートをぜひご覧ください!
<開催概要>
日程:2023年9月2日(土)〜3日(日)
場所:大通寺(長野県木曽郡木曽町福島4926-2)
参加者:12名(10代〜50代、男女)
目的:デジタルデバイスに人生の大切な時間を奪われていないか?を伝えたい
内容:デジタルデトックス体験プログラムの実施(詳細は下記にて)
9月2日から振り返っていきます!
当日は、快晴。気持ちの良い朝でイベントの成功のお膳立てをしてくれていると感じました!
木曽町は、お昼過ぎても最高気温が30度程度で木陰に入ると気持ちよく過ごせます。
さて、カリキュラムは14:00スタート。
13:45ごろから参加者が続々と集まって来られました。
久しぶりのイベントでも私も緊張していましたね〜。
全員揃っていざカリキュラムスタート!
まず初めは、参加メンバーの自己紹介タイム。出身地や今やっていること・趣味などを皆さんでシェア。
どんな参加者がいるのかみんな緊張しながら話していましたね!
最初はデジタルデトックスのことを共有。今回一番伝えたかったことは「人生の大切な時間をスマホに奪われていないか」ということです。
デジタルデトックスは、素敵な人生にするために必要なこととして紹介をさせていただきました。
そこでここでワークを!「一番使っているアプリは何か?」
スクリーンタイムを開き、自分がどんなことに時間を費やしているのかを確認してみました。
「1週間でインスタを16時間見ている!」や「漫画アプリの時間が多いな〜」「やっぱりラインだな〜」とそれぞれの特徴を把握してもらいました。
人の様子を聞くと自分も見ちゃってるというように話が弾んでいました。
それで次に行ったのは、7DAYプログラムでも実践している、「不要なアプリをアンインストール」です。
使っていないアプリはなるべく消したり、中には、何気なく見ているYoutubeを消したりとスマホアプリの断捨離をしました。
この日は、この後に電源を切ってしまうので、まずは1週間アプリなしで過ごしてみようねと共有しました!
私が先週一番使っていたのは、Netflixだったので、スマホからは、取り除きましたね。
(削除したため灰色のグラフがネットフリックスの利用時間)
イベント後にどんな感想を持つか聞いてみたいですね!
そして電源をOFFへ!
いつも通り、封印箱に電源を切ってみんなで入れていきます。
約16時間の電源OFF、未知の領域に皆さん踏み出してもらいました!
続いてのカリキュラムは「和尚さんによる座禅」です。
いつも大人気のプログラムですが、今回も一番の好評な内容でした。
ただ座禅をするだけではなく、「なぜ座禅をするのか」「仏教の歴史について」などをわかりやすお話いただき参加者の皆さんも聞き入っていました。
宮本武蔵の「五輪書」でも坐禅について明記されていたり、プロ野球選手も座禅をトレーニングとして取り入れていたりと仏教の修行を生かした事例も紹介してもらいました。
今回の座禅中は「頭の中の独り言を止める」ということをテーマにしながら取り組みました。
いつもお話を聞いて思うことは、座禅はデジタルデトックスに通じる部分があると思います。
1ヶ月に2時間の座禅をするよりも、毎日5分の座禅をする方が効果があるそうです。
これは、デジタルデトックスも同じで、1ヶ月に1度24時間のデジタルデトックスを行うよりも
「毎日ながらスマホを止める」ことの方が脳が休まります。
なぜ座禅が生まれ、どのように人々の人生に活用されてきたかを知ることで納得しながら坐禅に取り組むことができたと思います。
座禅の後は、体を使ったアクティビティ「モルック」を!
楽し過ぎたため、写真を撮影するのを忘れてしまうくらい盛り上がりました。
ほとんどの人が初めてで、楽しみながら多世代の交流ができましたね!
大人対子供のゲームが一番盛り上がっていました!
大人チームの勝利で幕を閉じました。
ぜひ次はリベンジしてもらいたい!
いつもは、スマホアプリで得点を記録していますが、今回はみんなの頭の中で計算と点数の記録をしていました。
暗算と記憶力の強化にも繋がりましたね!
初日のメインイベント「焚き火を囲んで夕食」
焚き火はデジタルデトックスには必須と言っても過言ではないでしょう。
そして、人間にものすごく安心感と心のゆとりをくれます。
火は永遠に見ていられますね。
そしてその火を囲んでの食事は、「幸せ」この言葉しか出てきません。
参加者の中には、焚き火をしたことがない方もいらっしゃって、
良い経験ができたと言ってもらいました。
みんなデジタルデバイスの存在を忘れて、会話を楽しんだり、食事後はギターを弾いたりと最高の環境でした。
こんな時間が永遠い続けばいいのにと思いながら楽しんでいました。
そして1日目の夜は終了。
9月3日は、7:00から思考と感覚のトレーニングと座禅から始まりました。
木の棒を手のひらで隣の人と押し合いながら落とさないようにするワークを和尚さんより行ってもらいました。
坐禅に通じる部分として、独り言=思考と自分の体の感覚を切り離すワークとして実施。
全員で円を作り、右へ回り、左へ回り、真ん中により、外へ広がり、間をくぐりといろんなトレーニングを行いました。
協力しないとできないので、参加者同士の感覚でのコミュニケーションを取るそんな体験になりましたね。
トレーニングの後は、梅糖という修行道場で座禅の前に飲まれる飲み物を体験しました。
梅糖は、梅干しをお湯で浸し身を潰し、砂糖を入れて飲む飲み物です。
お寺で修行体験も朝から実践できましたね!
その後は、昨日に引き続き座禅を!
昨日の話をもとに坐禅に取り組み、気持ちの良い朝を迎えることができました。
座禅は比較したり、評価をしたりしないものだそうですが、
所感としてみんなスッキリとしているように感じました。
そして皆で朝食を食べて、振り返りシートの記入とシェアタイムに!
一人一人デジタルデトックスをしてみての感想を言ってもらいました。
下記のようなキーワードが挙がってきました。
「積極的なコミュニケーションをとれた」「相手の表情をしっかり見れて楽しかった」「同じことを共有(デジタルデトックスなど)できているのが面白い」「顔を見る機会が増えた」「頭がスッキリ」「デバイスがないなりの楽しみを見つけられた」「手放すことの大切さ」
10代は特にデジタルフル活用の状況であります。
そんな中でのデジタルデトックスはとても新鮮であり、良い気づきを得られたようです。
20代男性で研究開発職の方からはこのような感想も
「ふと時間を見るときにスマホを探してしまったり、なんでもなんでもないタイミングで依存していることを感じた。思った以上に不便さは感じなく、無かったらないなりの楽しみを見つけるんだと思った。デジタルデトックスは言語化が難しく感じていて、禅の学びや焚き火を眺める体験を交えて、結論は得られずともむしろそういうフワッたしたものでも良いと思った。」
貴重な感想です。
デジタルデトックスについての考えは改めて多岐にわたるものだと感じました。
協会でもデジタルデトックス中にすることを特に制限していません。人それぞれのデジタルデトックスの方法があるのだと思います。
今回の初めの講義でお話もさせていただきましたが、私は直接的なコミュニケーションを取ることがデジタルデトックスで有効ではないかと考えています。
誰かと話したり、一緒に食事をしたり、同じものを見たりと独りではなく、誰かと一緒に過ごすこと時間が私は好きです。
そうするとデバイスがなくても、楽しくその瞬間瞬間を一つ一つ鮮明に覚えています。
そこにしかない経験が一生物であったりするので、改めて直接的なコミュニケーションは大切であると感じます。
こうした感覚がきっと参加されたみなさんにもあったからこそ楽しめたのではないかと思います。
長くなりましたが、まあ本当に楽しかった「お寺でデジタルデトックス」でした。
次回の開催も協会HPやインスタグラムでも発信をしていきますので、
ぜひ、ご参加いただければ幸いです!
引き続き「最高のONのために、最高のOFFを」実践できるようにサポートしていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
デジタルデトックス・アドバイザー®︎
三島卓也